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WHY？なぜ子供の姿勢を矯正が必要なのか？

問題① 専門家の不在による知識不足

私たちは臨床歴20年、延べ10万人以上の患者さまの姿勢矯正を行ってきました。
この経験を通じて、大きな疑問を感じるようになりました。それは、さまざまな理由はあるにせよ、一番大切な発育期における姿勢に十分なケアが行き届いていないということです。

多くの場合、学校の先生や親御さんに「姿勢を良くしない」と注意されたことはあるものの、具体的かつ科学的なアドバイスではなく、デンタルケアや学力・知力、運動能力開発と同レベルのケアが行われていないのが実情です。専門の歯科医や学校・塾・スポーツのコーチに相当する子供の姿勢の専門家が少ないことが一因です。

問題② 不良姿勢による健康問題の増加

近年、歯の状態や学力・運動能力開発に対し発育期における適切なケアが、その後の人生に大きな影響があるという理解が深まってきています。その成果もあり、歯並びがよく、学力が高く、スポーツの世界でも活躍できるジュニア世代が増えています。

一方、姿勢に関しては逆の相関が見られるように感じます。
幼少期からのスマホゲーム、プログラミング、受験勉強に伴う睡眠時間や運動量の低下からの代償もあり、ストレートネックや猫背、側弯症に悩む子供が増えている印象です。同時に、ADHD、集中力欠如、うつ、不眠症、首の痛みや腰痛、子供ロコモなどの報告も増えています。

正しい姿勢は、病気にかかりにくく、学力や運動能力を向上させ、人生を豊かにします。
子供の姿勢矯正が必要な理由がここにあります。

問題③ 不可逆的な問題に発展する可能性

人間の成長促進において、最も対費用効果が高いのは発育期への投資です。これは子供の姿勢矯正でも同じです。年齢を重ねてからの姿勢矯正ほど時間がかかり、失った時間は取り戻せません。酷いケースでは大人になってからでは矯正できない変形も生じる可能性があるのです。歯を失ってしまった場合、インプラントで何とか代用は可能です。しかし背骨が変形しダメになってしまった場合、歯のように簡単に入れ替えることはできません。仮に手術による補強をするにしても、侵襲性に応じて後遺症のリスクも高くなります。